【新唐人日本2011年1月13日付ニュース】(台湾中央通信社13日付)中国河南省のある農民が荷物の運送の際、偽の軍用ナンバープレートを使い、8ヶ月間、高速道路代の支払いを逃れた。その額、合わせて368万元(約4600万円)。農民は詐欺罪で終身刑を下されたが、これは刑が重過ぎるとして、中国のネットで大きな波紋が起こった。
中国共産党の機関紙“人民日報”によると、河南省
禹州市の農民、時被告は2台のトラックに偽の軍用ナンバープレートを付けて、高速道路代を8ヶ月逃れた。回数は2361回、金額は368万元(約4600万円)に上った。
裁判所は一審で終身刑のほか、罰金200万元(約2500万円)という最高刑を適用した。
判決文によると、農民、時被告の毎日納めるべき高速道路代金は約1万元。しかし、被告は8ヶ月間に20万元の利益しかなかった。この矛盾する数字に、中国のネットからは、高速道路代金に対して、強い疑問の声が上がった。
もし道路代がこれほど高くなければ、こんなことは誰もやりたがらないとの批判もある。
さらに中国国家審計署の発表した資料に基づくと、中国の一部道路代の収入は、投資コストのおよそ10倍で、きわめて不合理だとの指摘もあった。
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